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子育てに思うこと

初志貫徹の使い方

投稿日:2016年8月17日 更新日:

厳しい暑さの中で就活をしていた我が家の大学生、ようやく就職先が決まり、ホッと一息つけました。

スタバのお姉さんからのこんな応援もあり。

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そして、決定するまでには多くの迷いがあり、私にはその悩みを聞くことくらいしかできることはなく

以下に書いた悩みを聞いたのは夜中の1時半でした。。

悩みの解決方法

なぜ悩みや迷いが生まれるのか、まずは選択肢があるということで、つまりは選べる状況で贅沢な悩みなわけです(笑)

そして、仕事の選択ということで

どちらの仕事にも興味はある、どちらもやってみたい

最初に希望していた仕事VSもう一つの仕事は社会の中での認知度も高い

周りは当然認知度の高いところを勧める(簡単に言うと、人気ランキング上位の企業と無名の企業のどちらかを選ぶなら、周りはランキング上位を勧めるということですよね^^;)

どちらにも興味があるから悩む

そんな話を電話で聞きながら、私は仕事の本質的なことを一緒に考え、悩みを一つ一つ具体的にしていきました。
自分の向き不向き、自分の長所、得意なこと、それを自分で考えるのはなかなかに難しいことですよね、
本当の自分の事って、よく分からないものですから^^;

親というのは、それを客観的に見て伝えられる存在かなと思うのです。
「こんな良いところがあるよ、それはね、昔こんなことがあったから、、、」
という根拠を持ったエピソードを伝える。

会話をしながら、自信を持たせて導いてあげられるのも親だからこそできることかなと。
しかし、親が見栄っ張りだったり、外からの評価を気にするような場合は、それは逆効果になりますが。。

そして、悩みを全て分かった上で、それでもどちらかに絞りきれないなら
「初志貫徹」でいったらどうかな、と私は言いました。

初志貫徹

初志貫徹は、初めに決めた志を貫き通すこと、と解釈されています。

しかし、何かを選択する場面で、後から知った情報の方が良いこともあり、後から増えた選択肢の方を選んだ方が良い場合もあります。
世の中の全てのことが、初志貫徹でいけるわけではなくて、私は悩んだ時、どうしても選びきれない時に使えるのかなと思っています。

最初に良いと思った自分の気持ちを尊重する、ということになり、後で感じる自分の中での後悔が、間違いなく少ないのではと思うからです。

最初に決めていた方を選ばなくて、やっぱり最初に決めた方にしておけばよかった、という後悔は、自分の気持ちを尊重できなかったという自分を否定する、後ろ向きな後悔かなと。

それに対して、決めていた方を選んで、やっぱり後に聞いた方にすれば良かった、と思う後悔は、少なくとも自分の気持ちを尊重している意味で前向きなのかなと思ったり。

自分を尊重することは、自尊心と言い換えることもできますが、自分を大切にする、につながります。
自尊心とプライド、日本社会での意味は似たような位置付けになっていますが、違います。
それについては長くなるので、また機会があれば。

さて、我が家の大学生が悩んだ末出した結論は、やはり初志貫徹、自分で納得して出した結論でした。
そして、やっぱり初志貫徹して良かった、と晴れ晴れとしています。

親が悩みを聞くときには、自分の考えを押し付けるのでは無く、どうしたら悩みを解決できるのかという方法をさりげなく伝えること、
つまり、今後同じように悩む状況が起きた時に、自分で解決できるような方法を教えてあげる

これからの子供の人生に役立つようなことをアドバイスすることが、親の役目なのかなと思っています。

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