大阪梅田のルクアイーレ3階で開催中の限定ショップ「アガタ・ルイス・デ・ラ・プラダ」
初日から連日、売り場のディスプレイを変更しています。
売りたい商品をお客様の目にとまるようにするには、どう並べたら良いのか、手に取りやすいようにするにはどうしたら良いのか、等々。
後ろが吹き抜けのため、ディスプレイできる高さも制限があり、幅も85センチと制約が多々ある中で、予算内で収まるようなディスプレイにするための工夫を重ねています。
まずはエスカレーターから見えるように、バレンタインの雰囲気を出せるバルーンを置きました。
思い描いていたイメージに少し近くなっていますが、まだティーパーティのテーブルは完成ではありません、、が、
通りがかりのお客様、特に若い世代の女の子たちが「かわいい〜♪』とディスプレイグッズを見ながら叫んでいるのを聞いて
内心とても嬉しい気持ちです。
そして、今日から春節で中国からのお客様も増えると言われているので、中国語のポップも付け足しました。
日本製と書いたポップの色は、もちろんブランドのコンセプトカラー「マゼンダ」で♪
アガタ・ルイス・デ・ラ・プラダは、カタログもメールのやり取りも、文字はマゼンダカラーで統一されているのです!!
上の写真たちを見て、気付かれた方もいらっしゃるかな〜と思うのですが、できるだけ赤を固めて置いています。
バレンタインらしさを出せるピンクはもちろんのこと、赤は誘目性の高い色だからです。
阪急百貨店でバングル販売のお手伝いをしていた時に、赤のバングルを一番手前に見えるようにディスプレイすると、お客様が近づいて来られますよ、と話していたら
その通りにお客様が近づいて来られたことを、阪急の社員さんが驚かれたこともあるほど、赤は人の目を引くことの出来る色です。
しかし赤を並べれば良い訳ではなく、隣に置く色がとても重要です。赤をより引き立てる色でなければ、お互いに効果を殺しあってしまうので。。
商品にある色の中から選ぶポーチの場合は、赤の隣には薄くて明るい色を置いています。
私はカラーアドバイザーとしてブランドに関わっているので、カラーの知識を様々なところに取り入れて試しています。
日本人には鮮やか過ぎるように見えるほど、元気な色に溢れているアガタルイスのバッグたち、規則性を持たせないとごちゃごちゃ感がすごいです^^;
そこで、ベースカラー理論を取り入れてまとまり感を出すことで、色と色をつなげたり
ディスプレイの本には書いていないですが、色数が多いブランドなら絶対に必要な知識です。
ベースカラー理論を実際の現場に活かしたい、という願いで仕事を続けていますので、商品を売るための販促ツールとして
どうベースカラー理論を現場に展開していくのか、ブランドの将来に関わるため、毎日毎日ディスプレイを考え続けています。