お天気に恵まれた祭日、用事があって久しぶりに神戸に行くことになり、義母とランチをしました。
神戸のシニアカレッジに通っている義母は、毎日色々なことに参加したり、勉強したりとアクティブに活動しています。
そして、私のお薦めしたファンエンパイヤのアクセサリーも素敵に取り入れたファッションで、とてもおしゃれな女性です。
そんな義母がカレッジに入った頃、先生に言われたのが「きょういくときょうようが大切です」という言葉。
きょういくとは 教育ではなく「今日行くところがある」今日行く
きょうようとは 教養ではなく「今日用がある」の今用
とのことでした!!
シニア世代は、毎日やるべきこと、やりたいことがあると、日々元気に過ごすことができるそうです。
そのためにも、今日は何をするのか、予定を決めて引きこもらないようする、実はこれってどの世代にも言えるのかもしれませんね〜
何か用事があると、そのための準備もあるし、張り合いが生まれますよね!!
体調と相談しながら、できることをできる範囲ですることが、健康に楽しく老後を過ごせる秘訣かなと、義母の姿を見て勉強になることが多いです。
その言葉の出所を調べていたら、多胡輝さんの言葉と天声人語とわかりました。
多胡輝さんの本は、私も出産後に子育ての本でお世話になりました。
マニュアル通りにしなくても良い、と書いてあり、とても助かりました。
長女のための本では、我が家の長女の感想が「読んでたら涙がでた」というほどで(笑)
泣けるほどに長女の気持ちを汲んでいるようです^^;
そんな多胡輝さんの言う「きょうよう」と「きょういく」の言葉、本当に納得ですね〜〜
以下、天声人語のコラムをご紹介します♪
体が引き締まり、日に焼け、すこぶる元気そうである。すこし前に退職した会社の先輩と先日偶然会い、立ち話をした。日々の暮らしぶりを楽しげに語ったが、そこには秘訣(ひけつ)があるらしい▼「キョウヨウ」と「キョウイク」なのだという。教養と教育かと思いきや、さにあらず。「今日、用がある」と「今日、行くところがある」の二つである。なるほど何も用事がなく、どこにも行かない毎日では張り合いがあるまい。かつての同僚から聞かされて実践しているという▼その同僚も誰かから聞いたというから、かなり流布している教えなのだろう。調べてみると、『頭の体操』で知られる心理学者の多湖輝(たごあきら)さんの著書に行き着いた。一昨年に出した『100歳になっても脳を元気に動かす習慣術』で紹介している▼多湖さんも100歳に近い大先輩に教わったのだそうだ。「ボケないための頭の使い方」を実に巧みに表現した言葉だと絶賛する。老後をどう生き生きと過ごそうかと誰しも考える。この話はわかりやすく、納得感もあるから、伝言ゲームよろしく広がっていくのも道理だろう▼日々の原稿に追われる身としてはまだ先の話と思いたくなるが、山登りや畑仕事に忙しい件(くだん)の先輩に諭された。「いまのうちから考えておけ」。たしかに定年を迎え、突然訪れた空白の時間の大きさに心身の失調をきたす人もいると聞く▼生来のものぐさ向けのボケ防止策はないものか。多湖さんも勧めるようにせめてよく笑うことにしようか。
2013/07/14 の朝日新聞の「天声人語」