「こだわり=ぶれないプロ意識」を持っていることは大切ですが
これも人それぞれだと思いますし、違う事がその人の個性を活かす事につながると思っています。
以前のブログで少しふれたのですが、私にはカラー講座を始めた時からのこだわりがあります。
プロ講座を卒業された受講生の皆様には「これからは、先生と呼ばないで下さいね〜」とお願いしています。
呼び方が良い悪いではなく、一緒に仕事をする仲間として対等の立場になりたいからです。
先生と呼ぶことで、見えない壁ができると私自身が感じるため、その壁をなくしたいと考えています。
なぜそう感じるようになったのかといえば、会社に勤めていた時の経験からです。
結婚する前に2つの会社に勤めていた事があります。
最初の会社は役職名を呼ばずに「さん」で呼び合うルールでした。
次の会社は、普通の会社のように社長、室長、部長、課長、係長、のなどの役職名がたくさんある会社でした。
自分の意見や要望などは、最初の会社のほうが言い易い雰囲気だったこともあり
肩書きで呼ぶ事で権威付けはできるけれど、会社の規模や内容によってはない方が良い場合もあると感じました。
そのため、権威付けをする必要のないカラー仲間の集まりであるならば、「先生」はいらないと思っています。
みんなが同じ立場(対等)で、もっとこうした方が良いという意見交換を活発に楽しくするためにも
見えない壁は作りたくないのです。
しかし対等な立場は、自立している人でなければ逆に辛いと感じるかもしれません。
上下の関係が存在すれば、上に頼る事ができますが、対等なら頼れないですから。
人より上の立場で物事を仕切りたい人にも、対等な立場は居心地が悪いかもしれませんしね!
カラー仲間は《仕事をする仲間の集まり》と私は考えているので、自立しているという前提です♪
「先生」と呼ばれたくないのは、対等な立場で仕事をしたいというこだわりです。
その代わりに生徒と先生という意識ではなく、一人のプロとして自立して頂きたいと考えています。
高いドレープ代を支払って(うちの協会は他と比べれば格段に安いですが)資格を取得されたのですし
私の講座を受講して下さった皆様なら尚更、必ず仕事にして頂きたいし、無駄にしてはもったいないです。
そのためには、まずは自分がプロとしての自覚を持って自立する事が必要です。
自立のために皆様の背中を押す小さな応援として、「先生」から「さん」へ変更することで
対等な立場の意味を理解して頂きたいと思っています。