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講座の心得

法話と講座の共通点

投稿日:2013年3月19日 更新日:

お彼岸の法要へ、義母と一緒に出かけました。

結婚後すぐに海外駐在になったこともあり、今までは全く縁がなく

お寺さんで行われる法要に出席したのは、昨年帰国した直後の夏で

お盆の施餓鬼に続いて2回目になります。

 

今回の法要では、読経の後に法話がありました。

妙心寺のお坊さんによる、「おかげさま」というタイトルで

約40分程度の法話を聞くことができました。

 

40分という長い時間、テキストもスライドもないまま

聴き手を引き付ける話ができるって、すごいな~って思いながら

勉強になるお話を、拝聴しておりました。

 

法話での内容は、だいたい3つの内容に分けられていたと感じています。

1、「おかげさま」について

上矢印こちらに同じ内容が書かれています。

 

2、「無常観」について

鴨長明の方丈記の冒頭 「ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず」 を例に

四季のある日本人だからこそ感じ取れる「無常観」を、わかりやすく解説して頂きました。

 

3、「因縁」 について

恩という漢字は 因+心 で成り立っていて、因は原因という意味であり

すべては原因と結果という流れがあるという事を、テレビ番組やその他身近な例を

引用して教えて頂きました。

 

全体のお話を通して感じたのは、難しい仏教の教えをわかりやすくするために

できるだけ身近な実例を挙げることで、生活の中に入り込んでいる仏教観を実感できました。

 

法話の内容は大きく3つの柱になっていて、1つのパートを約10分で合計30分

最後の10分は、最近の時事ニュースを引用して全体をまとめて締めくくる

というもので、カラーの講座と組み立ては同じだな~と思いました♪

 

カラーの講座でも、難しい色彩学の用語がたくさんありますが

それをわかりやすくするためには、身近な例をたくさん引用して

難しい言葉を使わなくても、理解できるように説明することが大切だと

法話を聞いて、改めて感じた事でした。

 

もう一つ、心に残ったお話しは、仏教は「葬式仏教」と世間で言われているけれど

お彼岸やお盆に親戚同士が集い、今は亡くなった先祖を懐かしみ思い出すことができる

これはとても素晴らしい事です、という部分。

 

自分が亡くなった立場だと思って、考えてみてください。

家族や親せきに、全く思い出してもらえず忘れ去られていたら、寂しいでしょう?

 

と語りかけられ、相手の立場に立って物事を考えることの大切さを教えて頂きました。

 

まさにこの事は、上矢印カラーのお稽古講座でも全く同じことを

CLE協会の講師は、受講生の皆様へ伝えています!!

 

「相手の立場に立つ」ことの難しさを、日々感じておりますが

まずは自らが実践できるようになり、伝える力を磨きたいと思います。

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